不登校はずるい?頑張っているから湧く疑問に大人はどう答えますか?
不登校の子ってずるいよね?と子供に言われた時、皆さんはどう答えますか?正解はわからないけど、私とAさんの会話をぜひご覧ください。何かのヒントになれたらと思います。

Aさん:私のクラスには不登校の子が2人いるんだけどさぁ、1人は全く学校に来ないの。でも、もう1人は行事の時だけ来るんだよね。来れるんならちゃんと来たらいいのに、楽しいイベントの時だけ来るのってずるくない?なんでイベントの時だけ来るんだろ?
吉田:毎日長時間の授業も頑張っているAさん達から見ると、楽しい行事だけくる子がずるいように感じるんだね。私は不登校の生徒さんのご指導もしてるから、これまでにその子達から聞いた、行事だけ来る理由をお話しするね。
Aさん:聞きたい、聞きたい。
吉田:まず、第一に「学校との繋がりを持っていたいから」だよ。日頃から登校していないのに、行事まで休んでしまうと、本当に学校との繋がりがなくなってしまうよね。それが怖いから、行事だけでも頑張って行くんだ!って言う子は多いよ。
Aさん:まぁ、確かにね。せめて、来れる時には来といた方がいいかもね。
吉田:次に「学校の思い出が欲しい」だよ。学校のみんなとの楽しい思い出がやっぱりほしいよね。そして、みんなの思い出の中にも、参加したいという気持ちもあるみたいだよ。忘れないで欲しいって言っている子もいたよ。
Aさん:気持ちはわからなくない。けど、そうやって行事には来れるのなら、頑張れば日頃の授業も来れるんじゃないの?
吉田:長時間座っていることが、私たちの想像以上に難しい子もいるんだよ。例えば過呼吸になったり、意に反して身体が動いてしまったり、お腹が痛くなって下痢してしまう子もいるんだ。他にも、急に言葉が出なくなったり、喉が渇き過ぎて命の危機を感じたという子もいたよ。そういう体験を一度でもすると、授業に出たらまた同じことが起きるのではないかと不安になってしまうんだよ。行事なら席も立ちやすいし、身体も動かせるから、授業とは状況が違うよね。だから、行事なら行けるという子もいるんじゃないかな。そして頑張って来た時は、相当エネルギーを使うのか、そのあと2、3日寝込んでしまうって子もいたよ。
Aさん:あぁ、そうなんだ。それは知らなかったよ。そういうこと、もっと教えて欲しいよ。うっかり、「ずるくない?」って本人に言うところだったよ。他の友達にもこの内容伝えとこう。
吉田:うん、それがいいね。でも、あまり気を遣われるのも学校に行きにくくなるから、自然体で接することができたらいいね。
Aさん:そうだね。あとちょっと気になることあるんだけど、別のクラスに不登校だけどめっちゃ陽キャの男の子がいてさぁ、全然悩んでなさそうな奴いるんだけど(笑)
吉田:不登校は一つの選択肢だから、ポジティブにその行動を選択している子がいてもいいんじゃない?それから、悩んでないかは、わからないよ?だって、Aちゃんも、悩んでいる時、悩んでまーすって態度で生活してるかな?
Aさん:いや…学校では、むしろ明るく振る舞ったりしちゃうかも。
吉田:そうだよね。表には出さない気持ちもあるかもしれないよね。人にはそれぞれ、背景があって、それは一見ではわからないものだからね。
Aさん:深!今日の話でかなり色々腑に落ちたわ!明日学校でみんなに話そ!
こんな会話が繰り広げられました。不登校はサボっているわけではない。行きたくても行けない子、行かないことを選択している子、自分の心と身体に合わせて登校している子…その他たくさん学校との関わり方がありますよね。
子供達は意地悪したいわけじゃない。不満が解決できないから相手にぶつけてしまうんです。ぶつける前に少し考えてみよう!と思えるヒントを大人達が与えてあげることが大切なのではないかなと思います。
何かの参考になれば嬉しいです^_^